「斎遊記」#55 より「なぜ新幹線の英語アナウンスはひどいのか」問題

先ほどの「斎遊記」の記事で、斎藤さんが「新幹線の英語アナウンスが酷いのはなぜ」と言っていたので、各種AIと検索により、調べてきました。


ザクッと歴史的経緯ははしょります。
また、合成音声で運用しているところがあるのも明記しておきます。

しかし、
・即時性
・「おもてなし」を体現
のために、運転手がアナウンスすることになっているそうです。


しかも、海外からの観光客には
単語ずつ区切られている
難しい言葉は使っていない
テンポが遅い
のは聞き取りやすく、好評なのだそうです。

何しろいまわたしは「海外」と書きました。
英語圏からだけの人ではありません。

そして英語圏といっても、一般的に日本人が想像するアメリカとかイギリスとかではなくて、シンガポールの英語、アフリカの英語、英語にもいろいろ種類があります。

また英語を母語とはしないけど話せる人々(ヨーロッパの人とか)
さらに英語がわかるレベル(アジア人など)
などもそのアナウンスを聴きます。

仮にこれがニューヨークの発音で話されたとしましょう。
(ちな、ニューヨークの発音はアメリカ1早いです)
早くて何言ってるか分かりません。
そういう人か多いと思います。

だから、1単語ずつ、日本語発音で、話される方がわかりやすいと思われるのです。

一方、斎藤さんのように「ニューヨークの発音ならサイコー」(とは思わないかもしれませんが、斎藤さんなら多分イギリスかアメリカの英語で、と思うでしょう)と思っているのは日本人「だけ」。

これは日本の、いわゆる「減点式」文化から来ていると思われます。
「完璧に」できるのが普通。
このアナウンスは完璧なネイティブ英語じゃないから「ダメ」と思うわけです。

運用として適切かどうかではなく、完璧でないから自分が聞いていて「恥ずかしい」。
とても日本的だと思います。


完璧を求めること、減点式であることは、とても日本的で、とても日本らしいと思います。




ですがこの弊害ももちろんあります。
英語圏に住んでみた(または行ってみた)けれど英語が話せない(から上手くならない)問題です。

これも、「ちゃんとした発音じゃない(あるいは文法ではない)から恥ずかしくて話せない」という、とても日本的な考えから来ていると思います。


しかし、考えてみて下さい。
現在、アメリカや、カナダ、今ならイギリスでも、とても移民は多く、ネイティブ英語じゃない人が多いです。
だから、彼らはネイティブじゃない発音には慣れているし、寛容なのです。


仮にこの舞台を日本だとして、相手が頑張って「コニチワ」とか話しかけてきたとする。
私たちはそれを「発音が悪い」とバカにしますか?
しないですよね。
「習ってきてくれてありがとう」とすら思うはず。
そう、海外の人へは加点式なのに、自分たちには減点式。


そろそろ自分たちも加点式でいいのでは?と思います。


ちなみに私自身は、あんまり恥の概念がなく、というか生活するのにそんなこと言ってられなかったので、海外に住んだ時はその国の言葉を使ってました。
極たまに発音をバカにする人がいましたが(3年いて通算2回)、全員「(その国にとっての)外国人」でした。
自分がされて不愉快だったから他人にしてやったのか、普段の不満を解消したかったのか、どうでもいいことですが、可哀想な奴、と思っただけです(もちろん後でネタにしてやったのは言うまでもない。なのでお釣りが来た)



ということでまとめ・
斎藤さん、新幹線のことは許してあげて。